共存・共生
第十夜
これがわたし
たぶん そうなんだとおもう
かたちがころころかわるから
いまは たぶん としかいえないな
◯ → □
シャキーン としているひとを みると
シャキーン としてみたりするし
◯ →(( ))
ほわほわっ としているひとを みると
ほわほわっ としてみたりする
◯ → 凸 + 凹
「だれかここふさいでー」って いわれると
「はいはーい」って ふさぎにいく
◯ → ◎
「すきだよ」っていわれるとくっついちゃう
◎
ふたりでひとつになったきぶん
せかいは まるくて かんぺきで
ふたりなら なんだってできるきぶん
どんどん わたしがいなくなって
どんどん あなたになっていく
●
あれれ? これはわたし?
たぶん ちょっと ちがうとおもう
かんぺきにくっついていたつもりだったけど
ときどき はがれるようになってきちゃった
なんだか つかれるようになってきちゃった
さようなら ともだち
さようなら こいびと
さようなら あなた
● → ◎ → ◯ → ・
しょぼーん
ないたよね そりゃあ ないたよね
おなじかたちになることが
いいことだとおもっていた
せかいはまるくてかんぺきなのに
わたしだけ はみだしてるきぶん
はみだすってことは
わたしのかたちがあるってこと!
わたしはどんなかたちだろう
△
△△
△△△
とんがりませんか
とんがりませんか
もっと てんに むかって
とんがって
くっきりしていきませんか
といわれて
とんがってみた
〜〜〜 〜〜 〜 〜 〜 〜
ゆるめましょう
ゆるみましょう
だいちに みを ゆだね
ゆるんで
ひろがっていきましょう
といわれて
ゆるんでみた
いったい どうなりたいのよ
としかられて メエーとないた
◯ → ・
もう どうでもいいやって ねころんだ
◯ → _
あ いいきぶん
わたしのきもちはわかるから
わたしはわたし
ひとはひと
◯ ≠ 々
たのしそう
うれしそう
しあわせそう
すきそう
にみえることじゃなくて
わたしがたのしい
わたしがうれしい
わたしがしあわせ
わたしがすき
わたしがいいきぶん になることをしてみよう
◯ → * → ☆ → ★
わたし
げんきがでてきた
つよくなったきがした
かたちもくっきりしてきた
◇ ※ 〒 ♯
★ ☆ % △ ■
□ ▲ * ∞
せかいは でこぼこしてて へんてこで
ばらばらだから たのしいんだって
ばらばらだから たすかるんだって
★・・
わたしはわたしの きもちのまま
わたしはわたしの かたちのまま
て をつないだり できるかな?
★・・・☆
こんにちは ともだち
こんにちは こいびと
こんにちは あなた あなたたち
◇
・
★・・・☆・・・ ・ ・ ・
・
□
ジグソーパズルのピースみたい
どっちがいいとか
えらいとか
だいじとか
ない
ないんだね
We each complete the world.
こんばんは。第十夜のキーワードは「共存・共生」でした。「共存・共生」というと、イソギンチャクに棲むクマノミや、栄養を交換しあう松とマツタケなど、共に助けあう生物が思い浮かびますが、私がふと思い出したのは、10年ぐらい前に読んだ整体の本。「ぼーっとしているように見える人も、その場のトゲトゲした氣を吸い取ってくれている」というような文章をみつけて、万歳! 胸をなでおろした覚えがあります。
「共存・共生」というキーワードから、心のなかに広がった風景、聞こえてきた言葉はなんでしょう? あなたのかたちのパズルのピース、ぜひ送ってください。おたよりはいつでも募集しています。
◯第五夜「自然とつながる」
今日あったこと。頭蓋仙骨療法のおさらい会に参加していました。私がお手当させていただいた方が、大きな反応を見せてくださった。体ってすごい。生きている間、ずっとよくなろう、心地よく過ごそうってしてるんだと、貴重な経験をさせていただきました。
◯第五夜「自然とつながる」
「自然とつながる」を、最初は「自然とのつながり」と理解せずに、「自然な流れによりつながる物事」「自然と彷彿される物事」と捉えていた私がいました。異国の地や、病院や、屋久島の杉の話などの話、『いま ここで 自然とつながる つながっている』を読んで、私は「自然とつながるご縁」を頭に浮かべました。もう亡き父や母のいる離れ、その空間のにおいやふたりの気配……雨が降ると聞こえる、雨足の音の強弱。霧雨がもみじについて、雨粒のしたたる音。ものの姿はみえねども、永遠なものとは「自然とつながるもんだなあ」と。言語のとらえ方の感覚の異なりで、話の内容がちょっと違ってくるのだけれど……なんだか、両方の「流れ」が美しく透き通って感じるのは、私だけかしら。(butterfly zzzさん)
◯第六夜「これでいいのだ」
満月の夜を控えて、なんだか胸の辺りがそわそわしておりましたところで、第六夜を読みました。胸の辺りが、ほんのり温かくなりました。おかげ様で、胸の辺りが和らぎ、心地よくなりました。ありがとう様。(butterfly zzzさん)
◯第八夜「よりよくありたい」
以前、唐突に浮かびずっと心から離れなかった言葉を思い出しました。「よりよくいきよう」。この言葉は突然私の中に現れて、それから毎日出現するので、神の啓示?何なの?とずっと不思議に思っていました。数週間して鳴り止みましたが、今でも時々出てきます。まるで旧友のようになりました。(ろこさん)
◯第八夜「よりよくありたい」
第八夜のエピソードを読んで、涙が止まりません。今、自分の心が病んでいるからなのは判っていますが。(ヨウジさん)
◯第八夜「よりよくありたい」
羨ましい。自分が嫌いだから、心に余裕がある人が羨ましい。人に優しくできる人。よく笑う人。うまく笑えない自分に腹がたつ。うまくポーズができない自分が情けないから、レッスンについていこうと無理してクラスに出てがんばってたら、見かけた先生が私にがんばりすぎ……と手を差し伸べた。自分も限界だと思ったところにいわれたので、ひねくれ者の私は素直に気をつけますといえなかった。そんなお馬鹿な私が私のことをいつになったら好きになれるのだろうか。疲れ果てて判断できなかった自分を、先生ががんばりすぎと止めてくれた。(手巻き猫さん)
◯第九夜「インプットをアウトプットに」
いつも更新を楽しみにしています。学ぶことは好きなのに、アウトプットしてない……と焦りを感じたり、お金の無駄だったかなと思ってしまいます。まずは、日々の生活の中に活かしたい。
おたより、ありがとうございます。
お会いしたことはないけれど(もしかしたらどこかのスタジオで隣のマットだったこともあるかもしれないけれど)、だからこそ、書いてくださった言葉から声が聞こえてくるような気がします。あったかいです。「美しく生きる」ってどういうことだろう、というテーマの連載ですが、おたよりがもう既に「美しく生き」ていて、毎月、刺激的です。
いつものおたよりに加え、4月に向けて「あなたが大切にしたいことはなんですか?」というテーマで、みなさんのオリジナルのキーワードも募集しています。
ここまでの10のキーワードについて、好きなものを深く掘っていってもいいし、なんか違うんだよな、という違和感から新しいキーワードが生まれるかもしれません。あなたが大切にしたいことを、あなたの言葉で書いてみませんか。
古金谷あゆみ がガイドをつとめる「書く瞑想」クラス情報
朝のジャーナリング~書く瞑想~
書く瞑想「わたしにかえる時間」満月編
書く瞑想「わたしにかえる時間」新月編
イラスト 内田 松里/文 古金谷 あゆみ