愚痴や悩みが多い母との会話が毎回ストレスです。どんなふうに接すれば楽になるでしょうか。
vol.20
⼈の意⾒を聞かず愚痴や悩みが多い⺟との会話が毎回ストレスです。どんなふうに接すれば楽になるでしょうか。
答えのヒント:
自分の言いたいことを繰り返す話す人、というのは「充分に聞いてもらえていない」「共感を得られていない」と感じているのでは、と思うことがあります。聞いてもらえない、届いていない、つまり共感してもらえないから、自分のストーリーを繰り返すしか方法が無いのかもしれません。
こちら側としては「また同じ話か」と、「それは何回も聞いているよ」などとあしらってばかりでは、何の解決にもなりません。一度、「よく聞いてみる」を実行してはいかがでしょう?
「その時どう感じた?」などと相手の気持ちを整理する手伝いも試してください。あなたが聞く態度を示せば、相手はあなたの話にも興味を持つでしょう。
自分の話をする時はなるべく肯定的な言葉を使うよう心がけます。自分自身も簡単に愚痴を口にするのは控えましょう。物事の明るい部分を探して話題にするのです。自分が相手に「こうして欲しい」と思うことは、自分がお手本になって見せなければならない・・・というのが、僕が常日頃思うことです。お互いが協力し合って会話の練習(コミュニケーション)をするのです。
やがて感情に反応した負の発言や、無意識に口を開くことで外に出す負のエネルギーに敏感になり、お互いを思いやる温かみのあるコミュニケーションに変わり始めると信じています。
身近な関係こそ大切に扱うべきです。利害をベースにした関係性のみが大切なわけではありません。後回しに出来る関係性は無いのです。どんなにこちらが忍耐力をもって接しても、相手の会話パターンはそう簡単に変わらないかもしれません。そんな時はどうすればよいのでしょうか・・・
ひとつ愚痴を口にしたら、その状況や人に対してひとつ良いことを言う・・・なんていうルールを設けるとか? 仕事の場の人や知人だったら、深く付き合わなければ良いことですが、親族の場合にはそうはいきませんよね。
親族だからこそ、その人が見るモノの見方も助けてあげられれば良いと思いませんか?
1. まずは相手の話をとことん聞いてみる。
2. 相手を否定せずに共感する。(相手の味方になることとは異なります)
3. ポジティヴなエネルギーをミラーリングで伝えてみる
4. 総合的にコミュニケーションの練習をする
番外編: ネガティヴとポジティヴのバランスをつくるルールを設けてみる
面倒くさいと思う場合: ヨガだと思ってどこまでできるか試してみる
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文 ヨガインストラクター ヤスシ/編集 七戸 綾子