お悩み:
毎年、年初に今年の抱負を考えるのですが、途中で忘れてしまいます。
ヤスシ先生はどうしていますか?

答えのヒント:
僕も年末になると新年の抱負らしきものを意識し始めます。

僕の場合、「何かの資格を取得する」や「毎日○○を行う」などといった外的なものより、近年はどちらかと言えば、自分を振り返ったうえで内的な心の態度を抱負として思い描くことが増えたようです。

「こんな人間になれればいいな」と思うことは年間を通じて常にあるので、年末が近づくとその中から一番上にあるカード(何度も繰り返し考えること)を改めて考察し、抱負とする感覚でしょうか。

随分前(30年近く前)の事ですが、数年にわたって同じ「目標」に取り組んでいる時期がありました。自分にとっては重要なことで長期に渡り試行錯誤した記憶があります。結果的に分かったのは365日間でゴールに達するものばかりではないという事です。

30年経った今、ある程度の成長は見られたとしてもゴールに達したとは思えませんし、10年位前に取り組み始めた抱負も、昨年の抱負も未だ取り組み中です。

ひとつの抱負を常に心に留めることができれば、常日頃の課題として翌年に持ち越されるケースが多く、そこに新しい目標も加わって結果的に少しずつ増えています(笑)

「毎日〇〇を行う」などの習慣を変える目標は、抱負を掲げる時は自分のアイディアにエキサイトしているものの、僕の場合いつの間にかうやむやになることもあります。そんな時は、残念ながらその重要性が熟し切っていないのだと理解しています。

抱負を掲げる時は、その時の自分にとってもっとも重要な事項であることが鍵かもしれませんね。そしてカレンダー上のきっかけでなくても好いのでは? 抱負を覚えている為に手帳の一ページ目(もしくは月初めの日)に書く・・・のが効果的ならその方法に従ってください。しかし自分にとってより必要、且つ重要であると思うことなら、意識し続けられるのではないでしょうか?

また、覚えていることよりも取り組むことが大切なのは明らかですね。

抱負は忘れちゃっても誰も怒らないから大丈夫。

人として成長することにゴールは無いようなので、人生の最後の日までアップデートし続けたいですね。

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文 ヨガインストラクター ヤスシ/編集 七戸 綾子