JAPAN DESIGN vol.1
世界へ発信する日本のデザイン
日本人ならではの繊細で丁寧な“モノ作り” 。
そんな「和」の真髄を引き継ぎながら新しい世代のクリエイターたちが作る“モノ” から
見えてくる「和=日本」の魅力とは?
1616 / arita japan
いわゆる有田焼と言えば、柿右衛門に代表される絵付けの陶磁器を連想する人も多いでしょう。でも柳原さんによると「有田焼というのは、寸分の狂いもなく直線で焼き上げられる技術も特徴。これほどまでに美しいラインを生みだせる技術は、世界に誇れる日本独自のものだと思います」。そして有田焼は、時代ごとに特徴的なデザインが存在してきたといいます。それが現代になり、今の時代の有田焼が生まれず、その存続が危ぶまれる中で作られたのがこのシリーズなのです。
世界に通じる洗練のデザインに置き換えられた現代の有田焼は、まさに伝統の技術があってこそのもの。そして、柳原さんによると、有田焼が生まれて400年となる2016年、有田の16の窯元と世界の16人のデザイナーによる、また新たなる「2 0 1 6 ・有田プロジェクト」が立ち上がっているとのことです。
1 6 1 6 / T Y " S t a n d a r d "
1 P a l a c e 1 6 0 ¥1 , 5 0 0 ・2 2 0 ¥2 , 5 0 0
2 S q u a r e P l a t e P l a i n G r a y¥5 5 0 ~ ¥ 2 , 8 0 0
3 R o u n d P l a t e Wh i t e ¥ 5 0 0 ~ ¥ 3 , 4 0 0
1 6 1 6 / S B " C o l o r P o r c e l a i n "
う。視点を変えると、こんなにも新鮮なモノが生まれるのだ。
4 C o f f e e C u p / S a u c e r L i g h t P i n k ¥6 , 0 0 0
5 Mu g P i n k ¥2 , 3 0 0
6 Mu g L i g h t Y e l l o w ¥2 , 0 0 0
7 T e a C u p L i g h t B l u e ¥ 1 , 6 0 0
*価格はすべて税抜きです。
撮影 野頭 尚子 / 編集・文 横山 直美