お母さんの宅配便 vol.2
困惑…季節外れの商品
「これはチンするだけでOK」「これは鍋でも何でも放りこめば美味しいよ」等。時々誤字脱字もあってそれもまた面白いのだが、そのメモ1つ1つが丁寧で本当に愛情を感じてしまう。
しかし、冬に送られてきた冷やし中華のタレだけは、本当にどうしたものかと困った。季節外れの商品で超絶安く買ったらしく、アレンジ力のない自分にはハードルの高いアイテム。
2種類あり、大手メーカーのものは75円。無名(失礼・・・)メーカーのものは54円だったと興奮して電話で話していた。今部屋の片隅にたたずんでいる54円3本と目が合いました。
――33歳・独身男性 浜松在住(実家は青森)の場合
“好き”と言ったらおしまい
今は私の娘(母にとっては孫)が、ピーナッツアレルギーになってしまい、もう送ってこないけれど、ピーナッツバターを見るたびに、母を思い出し、「元気にしてるかなぁ」なんて思います。
――ロハスインターナショナル PR部 たけまりの場合
父の好物が?!
鍋と段ボールの区別がつかんのかい。父は、好物のアサリのない味噌汁を飲まされ、その朝、母と大喧嘩になったらしい。
肝心の送ってくれた荷物は、衣類や、猫の好物のじゃこちくわでした。
――ライター・編集者 やましょうの場合
お母さんの宅配便 Vol.1は、こちら。
切り絵 辻 恵子/企画・構成 Art of living magazine編集部