my favorite thingsヨガインストラクター ミヅホさん
vol.11
初めて受けたのは、スタジオ・ヨギー銀座でリー先生のクラス。その終わりに、今思うとヨガニドラーのボディスキャンをしていたところ不思議な体験をして、ヨガをもっと学びたい、とすぐにトレーニングに申し込んでいたそう。
なにかに導かれるようにヨガインストラクターになったミヅホ先生に、お気に入りを聞いてみました。
たとえば、「まず至高のヴァイラーギャに至れ。然るのち楽しめ」という、スートラの一節ではないのですが、ヴァイラーギャ(離欲)についての解説してくださるスワミ・サッチダーナンダのお言葉があります。これは、完全な離欲にいくまでに、あらゆる欲を否定して楽しみや喜び、もしくは五感や感情をなくせということではなく、結果に執着せずにその本源を見出だすことをしなさいねと教えてくれているんだと思います。
それは、禅とマインドフルネスの違いのようなもので、禅は、「禅することが禅」つまり、純粋な意識でこの瞬間に出会い続けていくこと、つまり一期一会を哲学としているのに対し、マインドフルネスは、パフォーマンス向上、コミュニケーション力UP、優れたリーダーシップを発揮、というように、先にメリットが示されていて、欲を与えていることになっている、とも思えるような違いがあります。
両方とも「今・ここ」に集中する、という内容としてはもちろん一致しているのですが、うたわれ方に違いがあるような気がします。プロセスそのものに価値を置く東洋的思想と、成果に価値を置く西洋的思想の違いとも言えるかもしれません。
インテグラル・ヨーガ (パタンジャリのヨーガ・スートラ)
スワミ・サッチダーナンダ (著), 伊藤 久子 (翻訳) / めるくまーる刊
迫害を受けながら、なぜ強くいられるんだろう、と思いますが、私が好きな言葉は「彼ら(迫害をする人)の中に、あなた(神)を見せて下さい」。
辛いとき、逃げるのは容易いかもしれないけれど、人は生まれてきたからには、幸せになるはず。境遇や自分自身に言い訳をしないこと。マザー・テレサの「私を神様の道具として使ってください」という姿勢に、強さと前に進む力をもらいます。
マザー・テレサ日々のことば
マザー・テレサ(著), いなます みかこ (翻訳)/女子パウロ会刊
お嬢さん手作りのしおりをはさんで大切にしている。
5年ほど前、ヨガの生徒さんでメディカルハーブを専門としている方から、自分の内側から整えるという観点で教わり、以来愛飲しています。決まって習慣的に、というよりは、お茶代わりに、炭酸水で割って飲んでいます。
エルダーフラワーは粘膜機能を強化するため、風邪を引いてからのケアに適しています。エキナセアは免疫力UPということで、風邪を引く予防としておすすめ。
エキナセアはお湯割りもおすすめ。両方とも、チアシードを入れると美味しい、とのこと。
私は、瞑想からの戻り方で好きな方法があるんです。それは、風が吹いている中で、鳥が舞い飛んできて、自分の体に帰ってくるというイメージなんです。ヨガニドラーでも「空」が出てくるとときめきます。
2016AW グレイスフルジニーパンツ ラベンダー (左)
2012SS ダンシング・ジニー・パンツ(右)
今季の綿毛をモチーフにしたジニーパンツ(左)。一番のお気に入りは、2012年のフェザーをモチーフにしたデザイン(右)。
シーズンごとの柄や定番デザインもある、ジニーパンツ。
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写真(ミヅホさん)・取材 七戸 綾子