アロマを日常に取り入れるにあたって、よいオイルをどのように見分けたらよいのでしょうか。アロマテラピーを中心に活動している美容家のおかせみと先生にうかがいました。

精油は、いい植物から取れていること。いい環境で育ったものは、いい働きをします。オーガニックが基本的ですが、さらに言うなら、野生種がいいです。オーガニックは栽培ですが、野生種は、手を加えられていない、強い品種です。たとえば、b-i STYLEの精油にはラベンダーの野生種を使っています。

気候条件が厳しいところで育ったものは、生命力が強いです。真正ラベンダーの野生種は標高が高くないと育たないんです。ちなみに、ある一定の品種が生息する、高度1200m以上で育った真正ラベンダーには、強い紫外線防止効果、セロトニンの分泌による安眠効果があります。

柑橘系の精油は、皮を圧搾法で潰して採取しますが、b-i STYLEのオイルは、皮を剥いてから圧搾しています。普通は実を全部圧搾して遠心分離かけて分けていますが、果汁が紛れてしまうので、腐りやすくなります。炭化水素で組成されている柑橘系は腐りやすいのです。

皮に含まれているオイルであれば、劣化しづらく、フランスのメディカルアロマテラピーでは、皮だけから採取したものをつかっています。果汁が含まれていないエッセンシャルオイルは劣化が早いといわれている柑橘系のオイルでも3年良好な状態を保ちます。

100%天然で、製造年月日、ロットナンバーが記されてあるもの。ビンが小さくてラベルに表示がないものでも、メーカーに問い合わせたらそれらがわかるものを使うとよいですね。

植物の名前がroseだけではなく、学名がわかるもの。ラベルには省略されていても、価格表には開示している場合が多いです。メーカーに問い合わせたら学名が分かるものがよいですね。

適正な価格で売られているもの。

自社とは関係ないところでの分析・・・“第三者分析”を受けていること。

以上のようなことを参考に、品質を確かめながら選んでくださいね。

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お話し おかせ みと/編集 七戸 綾子