ドライアイにうるおいを。アーユルヴェーダの眼のトリートメント
ヨギー・マガジン編集部の七戸です。一日中パソコンやスマホを見ているなど、目を酷使している現代の生活。ドライアイやスマホ老眼など、年齢問わず、目のお悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか。
以前、ヨガインストラクターのリー先生の目がとてもキラキラと綺麗だったので、聞いてみると、「ネトラバスティ」をしたばかり、と教えてくれました。ネトラバスティは、アーユルヴェーダの眼のトリートメントで、あたためたギーを目に流し込むというもの。
ギーは発酵無塩バターを煮詰めて、水分や蛋白質などの不純物を取り除いた、純粋なオイルとして、アーユルヴェーダでは食用にも使われています。
私の場合、近眼なうえに、一日中パソコン仕事をしていると夕方にはもう画面がよく見えなくなります。ネトラバスティに興味はあるけれど、目に脂を入れるって、どきどきします。脂でぎとっとした視界がクリアーに戻るのでしょうか?不安です。
1人では勇気がなく、同世代の友人を誘って、リー先生から聞いたサロンに予約を入れました。トリートメント後は、すっぴんになっているし、目を使わないほうがよい、とのこと。いちばん最後の方の時間帯に予約をし、夕食を済ませてから向かいました。
サロンに到着すると、あたたかいハーブティーを淹れて迎えてくれました。カウンセリングシートに記入したあと、流れの説明を受けました。怖がりの私は、ネトラバスティはどのくらいの時間しますか?とたずねて、10分くらいですよ、と聞いてほっとします。いつまで続くかわからないと不安になるからです。
さらに、「トリートメント後に、目が脂っぽくなってモノがみえないのでは?」と聞くと、「近眼の方は、メガネをしていないときの状態に慣れているので、あまり変わった感じがしないかもしれません」と聞いて、徐々に不安感が和らいでいきました。
着替えをして、まずは足湯です。その間、オイルを軽くつけてヘッドマッサージをしてくれました。肩、背中、肩甲骨あたりもほぐしていただきました。
その後、ベッドに仰向けになり、目の周りの化粧を落としてくれました。それから、小麦粉を練ったもので、目の周りに土手を作りました。その間、目をつぶっています。撮影にもサロンの人はとても協力的でした。
「では、ギーを入れていきます」と、温かい、少し熱めくらいのオイル(ギー)がとろとろ~と左まぶたに注がれました。まだ目はつぶっています。次は右に。
瞼を開けて、目を上に、下に、と動かすのを2回繰り返し、瞼を閉じます。左右に2回動かし、目を閉じます。右上・左下に動かし、閉じる。左上・右下に動かし、閉じる。目をぐるっと2回、回して、閉じる。反対方向にも2回。
じゅわーと涙が染み出してくるのが自分でもわかりました。
頭のマッサージを最後に、オイルを拭き取り、目の周りも拭き取り、すべて終了。目を開けてみると?
あれ。
普通に見えています。ぎとぎと感がありません。脂でぼやーっとするかと思っていたら、とてもクリアーです。近視の人には変わらない程度、と聞いていた通りでした。サロンの人に伝えると、「よっぽど目が乾いていたのかもしれません。すべて吸収されてしまったかも」と言われ、目にいいことをした!と思いました。
しばらく目からじわじわと水分が出てきましたが、染みることもなく、光が少しまぶしく見えました。帰り道は、雨上がりのように夜景がとても綺麗に見えました。友人は、脂っぽさが残り、ぼやんとした視界が続いたそうです。
せっかくなのでその日は、スマホもテレビも見ず、リポートも紙にメモして目を休めました。
使用前・使用後の眼の写真も撮ったのですが、わかりづらかったので割愛いたします。目が乾きがちの方、パソコン仕事が多い方におすすめのトリートメントだと思います。
働きものの目をいたわるヨガ
|食用のギーを食事に取り入れる
グラスフェッドギー「ギー・イージー」
|アーユルヴェーダで、自分にぴったりのライフスタイルをみつける
全国のスタジオ・ヨギーで不定期開催
基本になる考え方を学び、自分の傾向、体質を探る
アーユルヴェーダ~基礎編~
大切にしている食事の考え方、生命力を強くする食事について学ぶ
アーユルヴェーダ~食事編~
文 七戸 綾子/初出 スタジオ・ヨギー PRブログ 2017年05月