お悩み:
来年30歳になるのですが、未だ実家暮らしで家の事はサポート程度です。実家暮らしでもちゃんと家の事はやっている同年代の方は沢山いらっしゃると思うのですが、私はどこか家族に甘えてしまいます。母にも「一人で出来ないのだから一人暮らししてもお金もかかる。実家で出来るようになってから一人暮らししたらどうか」と言われます! ですが、やはり自ら生きる為には一人暮らしをして、自分だけでやるように 環境をつくるべきでしょうか?

答えのヒント:
この質問を読み、大学進学や就職するタイミングで一人暮らしを始めるのが一般的じゃないのかなと思いました。何故ならアメリカでは大学に進学する時は実家から遠い別の州に引っ越すケースが多く、まさにその時が巣立つ瞬間です。親も子供(男女に関わらず)と一緒に暮らすのは高校卒業までと割り切っているところがあります。

家事一般(他の保険や税金のことなど含め)をひとりでこなせるかどうかは、それほど関係ないのではないでしょうか?

掃除が下手でも、洗濯が滞っても、食事を外食やテイクアウトに頼ってでも生きて行けます。

水道・電気・ガス・ネット環境や役所関係の手続きも・・・・・・みんな親切に教えてくれます(僕自身が日本に転居した時に経験)。

経済的に自立できるなら一人暮らしをすることで、学べることが多いと思うのです。

アメリカで親が高校卒業までは子供の面倒を見る・・・・・・という感覚は、その後はまた親自身も自分の人生が送れるという期待もあるのです。その結果、子供が家を出ることで親子は大人同士の付き合いへと変化するのかもしれません。

自分の自立だけでなく、親の生き方も考慮するとよいでしょう。

・ 経済的自立
・ 精神的自立
・ 自分の人生のあり方
・ 親の人生のあり方
・ 親の健康状態
などを考慮して考えてみてはいかがでしょう?

一度は別々に暮らしても、またお世話になることもありますし、親があなたのヘルプを必要とする場合もあるでしょう。

便利である、安心できる、経済的である・・・・・・これらも確かな理由ですが、あなたは何を優先したいのでしょう?

世の中には親の用意する居心地の良い巣の中で暮らす経験のない人もいます。誰も孤独になりたくありません。しかし「ひとり」になること、「ひとり」でいることにも何らかの意味があるのです。

人生にはアドベンチャー(冒険)も必要です。

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文 ヨガインストラクター ヤスシ/編集 七戸 綾子