いわし+酢=夏
vol.21
食べる直前に鰯の皮やひれを取り除く。皮はエラの側から尾に向かって引くと簡単に剥がせる。半身を4つほどに切り盛り付け、玉ねぎと鷹の爪を上に乗せる。
さて、残り3尾も「酢」つながりでさっぱりと。1尾を3等分の筒切りにする。小鍋に米酢90cc、しょうゆ大さじ1と1/2、にんにく薄切り1コ分、黒粒こしょう10粒くらい、鷹の爪1本、月桂樹の葉1枚を入れて火にかけ、煮立ったら鰯を加え、アルミ箔で落としぶたをして、弱火で15〜20分煮る。途中、そっとひっくり返し、水分が足りないようなら水を足す。焦げつかないよう、最後は汁気が少しだけ残る程度に。骨まで柔らかくしたいなら、圧力鍋で15分ほど。煮汁にあらかじめ酢の半量程度の水を足し、鍋の底にオーブンペーパー等敷くとくっつかない。
写真&文 中村 宏子