季節に合わせた筋膜ストレッチを行っているビューティ・ペルヴィスのインストラクターマサコ先生にお話を聞きました。

梅雨のとき、体はどんな状態になっているのでしょう?


「夏前の雨季は、湿気が高く、肌は湿気で閉ざされ、水分調整(老廃物の蒸発)がうまくいかず、泌尿器系(腎臓)に影響し、下半身がむくみやすくなります。この時期は、排泄を促すよう汗をかくことが、重要です。

また、雑菌の繁殖も活発になる季節でもあるため、お茶など利尿作用のあるものを積極的に摂取しましょう。なかでも、緑茶にはカテキンが含まれ、抗菌作用があるので特にお薦めします。」

この時期おすすめのビューティ・ペルヴィスのメニューはありますか?

「6月は、暑さに対して、体が汗で熱を発散できるように、準備をし始める時期です。汗で発散できないと下半身がむくみやすくなります。この時期は、脇腹から熱の発散が高まっていくため、筋膜ストレッチで脇腹に弾力をつけておくと、夏の季節に体がうまくシフトしやすくなります。」

脇腹の筋膜ストレッチ

①左右の脇腹を交互につかみ、固さや厚みを感じる側の脇腹どちらかを探す。

②固い側の脇腹を深部からつかみ、つかんだまま横かやや後方向へ引き離す。
数回繰り返すだけで、固さや厚みを感じていた側が柔らかくなるのが、実感できます。
最後は、両脇腹から鼠径部(そけいぶ)のリンパ節へと流します。

むくみ対策 ポンポンお尻たたき

クラスでは、この時期、むくみ対策として“お尻たたき”を取り入れることが多いです。仰向けでかかとをおろすのと、うつ伏せでかかとをおろす2つの動作でおこないます。ヒップラインもきれいになりますよ。

①仰向けに寝て、両腕は肩より下の位置で床 につけ、両脚は上へ伸ばしてスタンバイ。
交互に膝をまげて、かかとでお尻をポンポンと軽快にたたきます。…足首の力を抜いて200~300回くらいを目標に繰り返します。

②うつ伏せになり、両腕を顔の前で組み、その上に顎をのせて、交互に膝をまげてお尻をたたきます。…50~100回くらいを目標に!」

いずれも手軽にできるケアですね。

つづいては、香りを上手に使ってスッキリ!

<5つ目の季節“梅雨”の快適な過ごし方 ~アロマヨガ編~>

編集 七戸 綾子